てんかんの原因・頻度
てんかんの原因は様々で、脳卒中や外傷(脳挫傷)でもてんかんになることがあります。
そのため、決して子供の病気というわけではなく、お年寄りでもてんかんになることがあります。
また、てんかんは珍しい病気ではありません。およそ100人に1人がてんかんです。
日本では約100万人のてんかんの方がいます。つまり、誰でも、いつでも、てんかんになるかもしれないのです。
てんかんの症状
意識を失う発作やけいれん発作がてんかん発作というわけではありません。
てんかん発作の症状は人により様々です。
運動神経が過剰に活動すると「けいれん」し、音を聞く神経が過剰に活動すると「耳鳴り」が出たりします。
そのため、てんかんのある方の中には、けいれんや意識消失がない発作の方もいます。
たいていの発作は数秒から数分で、5分以上続くことはまれです。
てんかんの種類
いろいろなてんかん発作があります。脳の一部の神経から過剰な活動が始まる発作を「焦点(または部分)発作」、脳全体の神経が同時に過剰活動を始める発作を「全般発作」と呼びます。
また、てんかんになる原因も様々です。
脳腫瘍や脳梗塞などによるてんかんを「構造的てんかん」、脳炎などによるてんかんを「感染性てんかん」などと呼びます。
どの様な発作があり、どの様な原因でてんかんになったかなどがわかると、どの様な薬が効果的か、手術で治せるのかなどがわかります。