ASD:自閉スペクトラム症とは

自閉スペクトラム症のイメージ写真

中核になるのは「社会的コミュニケーションの困難さ」「イマジネーションの乏しさ・興味の偏り」です。
例えば視線や表情、ゼスチャーなど言語以外のコミュニケーション手段を使って人とやりとりすることが苦手だったり、ことばを字義通りに捉えるため冗談や皮肉がぴんとこなかったりします。
また暗黙のルールを察することや、相手の視点に立つことが難しく、場にそぐわない行動を悪気なくとってしまうことがあります。

興味のあることとないことの差が激しく、特定の物や手順・価値観などに強いこだわりを示したりもします。
とても真面目で律儀な一方、融通がきかず、初めてのことやいつもと違うことに戸惑ってしまうこともあります。

聴覚や触覚などの感覚がとても敏感だったり、逆に感じにくかったりして日常生活で苦労してしまう場合もあります。

曖昧なことが苦手なので、今はどんな行動が求めているのか具体的に伝えることが大切です。
関心のあること、得意なことを活かしていくと意欲的な取り組みにつながります。
事前に予告するなどで見通しが持てると安心して過ごすことができます。
臨機応変な対応は難しいですが、きちんと理解し納得すればしっかり物事に取り組める強味を持っています。