DCD:発達性協調運動障害

協調運動障害のイメージ写真

麻痺などの運動障害がないにも関わらず、「ボールを蹴る」「字を書く」などの協調運動に困難さが見られます。
乳幼児期の運動面の発達においても定型発達のお子さんに比べて遅れがあったり、はいはいをあまりしない、転んだ時に手が出ないなどの特徴が見られたりします。
学童期には、「運動が苦手な子」「不器用な子」として見られやすいです。

運動が苦手だと、どうしても家の中での遊びが多くなってしまいます。
そこで、粗大運動に対するアプローチとしては、休日は、家族で楽しみながら、公園のアスレチックやブランコなどで色々な体の動きを経験することも良いでしょう。
また、手先の微細運動に対しても、粘土遊びやブロックの組み立て、貯金箱などの玩具を工夫して、楽しみながら経験を増やすと良いでしょう。
最近では、運動プログラムを取り入れた療育も見られてきております。
成長するにつれ、不器用さは目立たなくなっていくことが多いようです。